こんばんは!デザイナーの小林です。今回は『正しいUSBハブの選び方』について。USBハブは大きく分類すると、『バスパワー』『セルフパワー』『パワーデリバリー対応(USB C)』の3タイプです。この3タイプはそれぞれ値段と特性が異なります。では、どの様に異なるのかを、図を使って分かりやすく説明していきたいと思います。
まずは一番お手軽な『バスパワー』について。『バスパワー』タイプは接続するパソコンのUSBポートから直接電力の供給を受けて駆動します。なので、外付けハードディスクやブルーレイドライブなど、あまり電力が強い機器を接続すると、電力不足になり使えない場合があります。値段が安いのが特徴ではありますが、安物買いの銭失いにならぬよう気を付けましょう。
次に『セルフパワー』です。こちらはパソコンのUSBポートからの電力供給以外に外部電源に対応し、双方から電力の供給を受けることが出来ます。それによって安定して接続機器を動作させることが可能に。しかし短所としては、ノートパソコンで使う際はUSBハブ用の電源とノートパソコン用の電源の2つを同時に持ち運ぶことになります。長時間の移動で荷物を減らしたい時には少々厄介で面倒かもしれませんね。
最後に『パワーデリバリー対応(USB C)』について。パワーデリバリー機能については補足が色々とあります。しかしここでは掻い摘んで簡単な箇所のみ説明します。決定的に『バスパワー』『セルフパワー』と違うのは、電力供給を双方向に行うことが出来る(双方がパワーデリバリーに対応している場合のみ)という点です。
つまりノートパソコン用のACアダプタ1つで、ハブに接続したUSB機器とノートパソコンの両方に電力を供給します。持ち運び要素が強い場合には、荷物を軽減できて接続も簡単な『パワーデリバリー対応』モデルを強くおすすめします!
まとめると以下の通りです。
バスパワータイプ
【長所】値段が安い。
【短所】電力不足で接続機器が動作しない場合がある。ノートパソコンにはオススメできない。
セルフパワータイプ
【長所】接続機器に安定した電力供給を行うことが出来る。
【短所】ノートパソコンで利用する場合、ACアダプタを2つ持ち運ぶ必要がある。接続が面倒で荷物が増える。
パワーデリバリータイプ(USB C)
【長所】1つのACアダプタでパソコンと接続機器の両方に電力を供給することが出来るので荷物を減らすことが出来、接続も簡単。
【短所】価格がやや高い。
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