こんにちは、代表の西山です。
今年1月にラスベガスで開催されたCES 2016で発表されてから、大変多くの問い合わせをいただいていた仏Netatmo社の(ネタトモ)屋外用防犯カメラ「Netatmo Presence」(ネタトモ プレゼンス)が昨日から発売開始となりましたので、製品についてざっくりとご紹介したいと思います。
ネタトモ社とは?
2011年に創業したフランス企業で、現在では100カ国位上の国々で製品が販売されています。代表的な製品には、Netatmoウェザーステーションという個人向けの気象観測機があり、当社では、日本総代理店として2013年より販売を行っております。上の画像は、ウェザーステーションで計測したリアルタイムの計測データを地図データにマッピングしたもので、世界中の温度や降雨量、風速などを誰だも見ることができます。サービスが気になる方はこちらから、もちろん無料で見ることができます。
Presence(プレゼンス)とは?
ネタトモでは、Weclome(ウェルカム)という製品名の顔認識システムを搭載したホームカメラを発売し、日本でも昨年6月から販売を行っております。Weclomeが屋内に設置して、帰宅した家族などを対象としたホームカメラとして機能する防犯カメラであるのに対して、プレゼンスは屋外に設置する一般的な防犯カメラとして位置付けの製品です。ウェルカムは顔を認識して通知しますが、プレゼンスの場合には人・車・動物を認識して通知します。プレゼンスの場合は、顔認識機能はありません。
どういう形で見えるのか?
ウェルカムにしてもプレゼンスにして、単体で動作自体はしますが、録画したデータへのアクセスや設定を行うためにはスマートフォンやタブレット、PCなどが必要です。上の画像は実際にプレゼンスが認識したビデオのスクリーンショットです。人や車を認識するとプレゼンスは、分かりやすいアイコンとサムネール付きで、各イベントを表示します。人を認識した場合には、人型アイコンを表示します。人から車が降りてくるようなシーンの場合には、人型アイコンと車型アイコンの2つが表示され、混合イベントとして表示されます。
カメラも超強力な性能
カメラ本体は非常に高性能で、視野100°の1080pフルハイビジョン画質、夜間でも撮影できる赤外線ナイトビジョン、カメラ機能と連動するLED防犯ライトも搭載しています。物体を認識して検知できる距離は、日中で最長20m、赤外線ナイトビジョンで最長15mと十分な性能を搭載しています。
警戒ゾーン機能が便利
プレゼンスは、認識を行うエリアを任意で設定可能です。例えば、大通りや生活道路に面した環境の場合、防犯ライトなどを設置すると通行人や一般車両など必要以上に反応してしまうことがあると思いますが、プレゼンスの場合には、前述の警戒ゾーン機能を敷地内や必要な部分だけに設定することで、無駄な動作を行うことを避けることができます。もちろんすべてのエリアに対して警戒ゾーンを設定することも可能です。上の画像で四角で囲われていない部分以外は警戒ゾーンのエリア外です。エリアは複数箇所設定できるので、細かい設定も可能です。
ウェルカムやタグと1つのアプリで管理
プレゼンスは、ネタトモ社がリリースしている「Security」というアプリで動作します。このアプリでは、顔認識するウェルカムやオプション品のタグも動作するので、ひとつのアプリで家の中と外を一元管理することができます。
気になる設置方法は?
プレゼンスは屋外に設置するカメラのため、壁面などに設置する作業が必要です。プレゼンスを設置したい場所に既設の屋外照明などがある場合には、照明と置き換えることで設置が可能です。既設照明との交換の場合には、電気工事士などの免許は不要ですので、DIYが得意な方は御自身で設置することも可能です。反対に既設照明などがない場合には、配線工事などが必要となりますので、購入した販売店などにご相談ください。アマゾンなどのネット経由で購入された方は、こちらのページにプレゼンスの設置工事が可能な会社を掲載していますので、設置工事会社に直接ご連絡をしていただければと思います。
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